今回は、強風時でも戦える、変わった形の折りたたみ傘をご紹介したいと思います。
私は、長傘を持つのが嫌いで、常に通勤バッグに一本、折りたたみ傘を入れています。
いつもは丈夫で使い勝手の良い、mabuの「ストロングミニAUTOEVO」 を持っているのですが、唯一の欠点が、強風時に裏返りが発生してしまう点。しなりはあるので壊れずに元通りにはなるのですが、ちょっと悔しいところ。
そこで、台風接近時や春一番などの強風時、裏返らずに戦える傘はないものか探していたらついに見つけました!
senz umbrellas という、オランダのベンチャーブランドの折りたたみ傘です。
その中で今回は、ボタンひとつで自動開閉もできる「オートマチックデラックス」というタイプをご紹介したいと思います。
- 風の国オランダで培われた、独自の空力設計によるデザインの傘。
- まるで凧のようなかわった形。低い空気抵抗で、強風時も抵抗なく歩ける!
- 広げると91㎝程度で、折りたたみ傘サイズとしては並。撥水加工とUVカットも装備。
- 変形の折りたたみ傘でも面倒な開閉作業が、ボタンひとつで超スムーズ。
- 長さ28㎝で重さ約500g近く、ちょっと重厚感があるのは仕方ないか。
- 裏返りはほぼなく強風時の折りたたみ傘としては一択。一方、メンテナンスが必要。
風の国オランダで培われた、独自の空力設計によるデザインの傘。
senz umbrellas は2006年、オランダのデフルト工科大学の3人の学生が起業したベンチャー。風の強い国・オランダで、強風で裏返り、壊れてゴミ箱に行く多くの傘を見て、卒業作品としてつくられた傘なのだそうです。
まるで凧のようなかわった形。低い空気抵抗で、強風時も抵抗なく歩ける!
特徴的なのが、従来の傘には全くない、まるで凧のような、アシンメトリーな形をしています。
そしてもうひとつの特徴が、布張りが浅く、フラットになっています。
このつくりが、強風を後ろに流し、空気抵抗を極力生まないように設計されています。
この凧のようなアシンメトリーな形と、浅い布張りで、強風時も抵抗なく、前へすすむことができます!
ちなみにこちらは普段使っている、mabuの折りたたみ傘。
上のSENZの傘と比べて、布張りが深くなっているのがわかるかと思います。
雨に濡れないという点では有効な形なのですが、強風時は、風を抱え込んでしまうため、結果的に裏返ってしまうということなんでしょうね。
広げると91㎝程度で、折りたたみ傘サイズとしては並。撥水加工とUVカットも装備。
広げるとこんな感じです。
縦横の広さは約91㎝角で、背中のリュックがぬれにくい、やや後方が長い形をしています。折りたたみ傘のサイズ感としては、並といったところ。
普段使っている、mabuの折りたたみ傘や一般的な長傘に比べると、傘の中はやや狭い印象です。
生地は、撥水加工がほどこされいる他、UPF50+の紫外線カット能力もあるので、晴雨兼用で使うこともできます。
ただ残念なのが、親骨がなぜか金属製で、使用後はしっかりと乾かさないと、錆びやすい印象の素材です。このあたりが、海外傘あるある。
使用後は、55-6のような防錆剤を塗っておいた方が良いと思われます。
変形の折りたたみ傘でも面倒な開閉作業が、ボタンひとつで超スムーズ。
SENZのような変形した傘で気を遣うのが、開閉作業。
オートマチックデラックスの良いところが、手元のボタンで簡単に開閉することができるんです!
傘を開く場合は、手元のボタンを1回押すだけで、数秒で開くことができます。
なので、急な雨でもスムーズに対応可能。
閉じる時は、さすがに一発ではいきませんが、それでも超簡単。
ボタンを押すとこのようにたたまれます。
あとは、あたまの部分を押しながら、柄を縮めるとこんな感じに。
クルッと丸めるだけ、終わりです。
長さ28㎝で重さ約500g近く、ちょっと重厚感があるのは仕方ないか。
折りたたみ傘の携行性とも言えるサイズ感はこんな感じです。
まず重さは494gありました。
長さは28㎝で、太さは約8㎝程度あります。
500mlペットボトルと比べるとこんな感じで、同じくらいの太さがあります。
私的には、通勤バッグなどで常駐させるサイズとしては、許容範囲ギリギリです。
折りたたみ傘としては、重厚感のある印象は否めませんが、ワンタッチ開閉機能や変形した形であることを考えると仕方ない感じです。
裏返りはほぼなく強風時の折りたたみ傘としては一択。一方、メンテナンスが必要。
強風時の裏返りに関しては、1回だけ経験しました。
ただ、台風が接近している状態で、まわりは長傘をさしていた人でさえ、閉じてしまうような天候でした。折りたたみ傘で、しかも片手持ちで、長傘を上回る耐強風のスペックを持っているという点では、十分満足できる内容です。
耐風能力は時速100㎞/h、調べてみると風速25m相当になるようです。
風に耐えるというよりフワリとかわす感じで、まるで切り裂くように(大げさ?)風の中を歩ける傘です!
柄は軽く持ち、風に抵抗せず、むしろくるくるとまかせて使用するのがポイントです。
逆に風に逆らって強く持つと、壊れる可能性があります。
ネックは通常の傘に比べて、布張りが浅いため、下半身が濡れやすい点。
結局強風時は、長傘でもぬれやすくなるので、レインウェアと併用することがベストのように思えます。
また、骨組みにグラスファイバーが使われていれば良いのですが、お値段が高い割には金属製なので、長く使うのであれば、帰ってきたらすぐ陰干しして、たまに55-6のような防錆剤で、関節や骨組み部分をメンテナンスした方が良いと思います。
いわゆる錆びやすいタイプに思われます。
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現在、私は折りたたみ傘を3種類持っていて、天候やシーンにあわせて使い分けています。
SENZ(センズ)オートマチックデラックスは、ちょっと重いのと、骨組みが金属製でさびやすそうでメンテナンスを必要とする点、複雑な形から頻繁な開閉で壊れそうな印象を受ける点から、常用はしていません。
一方、強風時の能力はピカイチなので、春の強風時期や台風接近時、長傘でもある程度濡れるであろう天候時に、この傘を持っていきます。
オートマチックは15000円程度、手動のミニも10000円程度とお高めで、購入をためらうお値段なので、大事に使っているのですが、強風時専用の折りたたみ傘としては、今のところ最適解です。
レインウェアをサッと羽織って、併用するのには良い傘だと思います。
* オートマチックは現在品切れになっているようで、手動のmini(ミニ)が同等の大きさの傘になります。
今回紹介したものはコレ!
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\手動タイプの mini もオススメ/
SENZ(センズ)ミニ
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▼ これで長傘いらず!私の折りたたみ傘フォーメーション。